それまで男性アクションで定評があった岡本喜八が、この1作で戦中派の屈折した心理を見事に捉え、本格的に評価された。ストーリーは、洋酒メーカーの宣伝部員というしがないサラリーマンの“才能のないだらしない奴が一生懸命生きること“の大変さを、自分史や戦後史と重ね合わせながら描く。岡本の演出は、主人公と妻との若い頃のロマンスを、「残菊物語」にたとえて、下駄と靴だけの合成アニメーションで描いたり、父親の事業の盛衰を書き割りのセットやアニメーションで描いたりと自由奔放をきわめる。また主人公の背後にいる同僚をストップモーションにして、カメラの背後でもう一人の自分が画面内の自分が置かれた立場を分析してみせるシーンなど、ナレーションの使い方も秀逸。
自信的羽鸟相信自己和利太就是命中注定的一对,谁曾想童话般的爱情故事居然朝着意想不到的方向展开。同班其貌不扬的女孩安达未帆(我妻三轮子 饰)被人欺负,利太出面帮助了她,两人竟由此成为男女朋友。眼看自己从女主角沦为杂鱼配角,羽鸟的内心产生前所未有的裂变…… 本片根据幸田桃子的同名漫画改编。